「クレイジーコラム」

クレイジーマウンテンがなんとなく思いついたリズム文に
さり気なく絵をつけ
適当なコメントをそえた
なんとも当たり障りのないコラムです。

ではさっそくどうぞ。


                     



その80 「市民プールでティーバック」

タイトルから
「次の休みにちょっと行ってみるかな、市民プール。ゲヘヘ」
と考えたアナタ。
スケベネ。
TじゃなくてTeaね。
ティーバック違いなんだ。
腰痛のせいでよくプールに歩きに行ってたんだけど
平日の昼間なんてまあ年寄りばっかり。
元気なのもいるけど
「すいません、あれ死んでるんじゃないのか」
という全く動かずにプカプカ浮いているだけなのもいる。
昔の新木場の貯木場に集められた
樹齢のいった老木の大群みたいだよ。
それで中には2時間以上もずーっと浮いているのもあるんだ。
面倒くさいから全然トイレにもいかない。
でも時々コースロープにつかまって
なんか遠くを見ながらブルブルしているの。
そうすると紅茶のティーバッグみたいに
海パンから汚いのがジワーッと染み出てくるわけ。
しちゃったらその場からスーッと離れていく。
とんでもないよ。
まさか近所の市民プールの中で
午後の紅茶を飲まされるとは思わなかったな。





その79 「窓越し花火に腰ぬかす」

忘年会シーズンの風物詩といえば?
せーの!
「ゲロだまりーっ!」
普段飲まない人見知りOLも
ロング缶1杯で真っ赤っかのおじさんも
この時期ばかりはつい飲みすぎること間違いなし。
そして楽しいお酒は歓楽街に汚い爪あとを残すわけだ。
トイレに路地に電信柱に
あっちこっちに未消化おつまみと胃酸のシェイクが垂れ流される。
だけど、「うわっ、きたねえの踏んじゃったよ」
なんて電車のホームで文句言ってるアナタ。
こんな話はどうでしょう。
20歳の春。
花見で馬鹿みたいに飲んだ帰りだったなあ。
電車に乗った直後からえずいてたんだ。
自宅の駅まで15分。
はっきり言って半分もきてない時点でもう出ていたんだよ。
それを飲み込んでその勢いでまたえずく。
志村けんさんのあれだね。
「クレイジー駅ー、クレイジー駅ー」
ああもうすぐだ。
もうトイレまでもたないというのは分かっていたから
ドアが開いたらホームの端っこでビタビタっとしようと思っていたんだ。
「キキーガシン」
ついた、うう出そう早く開いて・・・
「停車位置調整のためお待ちください。ウイーン・・・」
その瞬間積み上げてきた瓦礫が一気に崩れ
「ブブーッ」
っと大きな花火がドアの窓に咲いた。
びっくり仰天はドアの外で待っていたオバサン。
いつもの電車に乗ろうとした瞬間
目の前のドアに肌色の花火がパッとはじけたわけ。
生まれて初めて見る光景だよね。
ドアが開くと同時にオバサン
カッと目を見開きしりもちをついてヘタリこんだ。
あれはゴジラを見たときの浮浪者役の武田鉄矢さんの名演技を
上回るリアクションだったな。
みなさん
ご迷惑をおかけしましたーっ!





その78 「割引シールと忍者婆」

忙しい勤め人とか面倒臭がりの主婦の強い見方。
スーパーの惣菜コーナーってあれは便利だよなあ。
品揃えも多いしね。
でも在庫が多くて足がはやい分
時間がたったものからどんどん値引きされていくんだよな。
それでもってだいたい値引きされる時間も決まっている。
6時半くらいで2割引になるし
9時を過ぎれば半額だ。
時間になると惣菜係りのおばさんが
値引きシールの束を持って登場する。
するとさあさあ
あちらこちらからゾンビの皆さんが集まってくるよ。
一気にはこないんだよ。
おばさんのシールを貼るペースに合わせて
ゆっくりと確実に。
そこの歯の悪いおじいさんは
サワラの西京焼きを狙ってウロウロ。
太ったおじさんが少しずつ動きながら
目当てのトンカツを待っているよ。
あっ。
待ちきれない目のきつい主婦が2、3パックつかんで
シールヲハッテクレと要求しているぞ。
・・・とこう少し観察するだけで実に面白い。
しかしそんな直前に集まってくるゾンビたちを尻目に
毎日30分も前から待機しているばあさんがいる。
70を少し過ぎたくらいだろうか。
ばあさん疲れないように
惣菜棚の陰でかがみ待ちしているんだけど
その立てひざをついた待ち姿が忍者そのものなんだよ。
殿様から「20%割引で買ってまいれ。よいな」
と仰せつかって
熟練の忍者婆がシール待ちしているという場面だね。
険しい表情なのも待ちくたびれたためじゃなくて
仕損じる=死という
忍者のおきてからくる緊張とみれば
単なるスーパーの日常もなんだかドラマチックじゃないか。





その77 「猛暑でとけぬチョコの謎」

夜店のチョコバナナってなんでとけないんだ。
コンビニやスーパーで買ったチョコレート菓子なんて
この夏の猛暑で
ちょっと部屋に転がしといただけで大変だったよ。
ベタベタのグチョグチョで。
冷蔵庫に入れとかなきゃとてもじゃない。
だのになぜ、テキヤのチョコバナナは!
人ごみ汗だくの夏祭りで買ったのに
一口食うとポリポリッとかたい。
ガキのころから何でだろうと思ってたんだよ。
チョコレートに「ろうそくのろう」でも溶かし込んで
固めているんじゃないかと想像したくらい。
まあ子供の考えることだよね。
実際はドーナツなんかにも使う
専用のコーティング用チョコというのでかためているんだ。
そりゃろうなんて使うはずがないよね。
でも昔テキヤをやっていた人に
「金魚すくい屋がな、悪いのいんだよ。
モナカがすぐ破けるように水槽に重曹を入れちゃってよ。
2、3日で死んじゃってもかんけーねーんだからな」
なんて言っていたから
テキヤの親父がどんな手を使ってきてもおかしくないと信じてたよ。
たこ焼き屋のたこなんて焼き機の横で解凍しているけど
トレーに垂れた水はドブみたいな色をしていたし
イカ焼きなんてしょうゆのジュウジュウか
おじさんの汗がジュウジュウいってんのかわかんないもの。
そういう汚いのわかっててどうしても行きたくなっちゃう。
それでもってうまくってしょうがないんだよな、ちきしょう。





その76 「茶色水玉ユニフォーム」

冬場の学校行事の一つにマラソン大会というのがあったよね。
「めんどくせえから一緒に適当に流して走ろう」
なんていう後で確実に破られる約束を無駄にしてみたり
ロンゲのやつほど首を振って走って
汗をビチャビチャ飛ばして迷惑をかけたり
太ったやつは風邪をひいて休んだり
みんなそれぞれの思い出を持っていることだろう。
それでもって今回は高校の時のマラソン大会の話。
北風吹きすさぶ冬の田舎道をヒーハー走って
ここぞと抜きにかかった前のやつの真っ白な体操着に
こまかーい茶色の水玉模様ができてる。
しんどくてしんどくて深く考える余裕がないから
そのまま走っていると
次のやつにもおんなじ茶色水玉。
ふと見れば自分にもあるじゃないか。
さあこの模様はなんだったでしょうか?
正解はもう少し進んでわかったんだ。
田んぼの脇をコースに沿って走っていくと
ダダダダダダダダダダダダダダダ
という機械音とともに何かよく嗅ぐ悪臭が。
すると1台のバキュームカーと
そばでマスクをしてホースをにぎった作業着のおじさんが現れた。
さあ田舎出身のみなさんはもうなんだかわかりましたね?
都会のみなさんもついてきてくださいよ。
ホースからは茶色い液体状のものがふき出し
おじさんその茶色くて臭いものを畑だか田んぼだかに散布しているわけだ。
そしてその日ビュービュー吹いていた北風にのって
・・・・・
もうこの話はやめようじゃないか。
ところで小学生当時僕らの間では
バキュームカーを緑のカウンタックと呼んでいたけど
なんでだったんだろう?
きつい仕事につくおじさんたちへ
敬意を表していたのか。
単に馬鹿にしていたのか。
東京に住んでから見なくなったとはいえ
日本の下水道普及率は73%程度というから
まだまだ大活躍しているんだろうなあ。
緑のカウンタック。


                     



その75 「ゲートボールでドラコン賞」

最近見なくなりましたね。
年寄りがかたーい球を
長い変な武器みたいなトンカチでぶちのめし合う
あの遊び。
でも一時期のブームが過ぎ去って
ゲートボール人口は1/3程度にまで減ったんだけど
それでもまだ国内に200万人もいるというんだよ。
詳しいルールを知らなかったんだけど
5人一組の団体競技なんだってね。
この団体競技というのがくせもので
排他的で人の言うことを聞かない年寄りにとっては
トラブルの元になるんだという。
子供同士なんかより年寄りのいじめの方が
よっぽど陰湿なんだって。
さらにルール自体がいじめを生み出す構造だという意見もあるんだよ。
というのも
ゲートボールはいかに得点をするかよりも
どうやって相手の邪魔をするか
というところが勝敗のポイントだから。
実際過去に殺傷事件がいくつも起きているそうだよ。
今後さらに高齢化社会が進んでいくにしたがって
わがままな年寄りももっともっと増える。
年金が少ないの、病院のサービスが悪いのと
危ない目つきをした年寄りが
でっかいトンカチみたいなものをもってウロウロしている町。
中にはあのジャンボ尾崎なんかもいて
「なんだあのジジイのえり足。パックマンの敵みたい。うける」
なんてクスクス笑っていると
ものすごいフルスイングで脳天をぶち割られる。
おっかねえなあ。
年寄りがストレスをためないように大事にしなきゃあ。





その74 「友のババアのシロムスビ」

小さい頃、友達の母親がにぎったおにぎりを食べるのに
抵抗を感じなかったですか?
小学校の時、夕方サッカーの練習へ一緒に行こうと
カクガリクン(仮)の家へ寄ると
カクガリクンの母親が軽いものを食わせようとする。
それはバナナだったり菓子パンだったりするんだけど
圧倒的に多かったのが
「ひとくちシロムスビ」。
「お父さん車車検に出してるから。日曜の試合だめよ。ほら、行ってらっしゃい」
なんて言いながら
そのひとくちムスビをカクガリクンの口へポイ
と放り込んでね。
すると必ず「クレイジーくんもハイ」
だなんて1つくれるんだ。
もちろん手渡しでね。
海苔の巻いてないベタベタしたものを。
そしてカクガリクンが物置へスパイクを取りに行っている間に
僕はそのベタベタしたものを
分からないように目の前のどぶに捨てていた。
今考えれば失礼な話だけど
嫌なものは嫌だったんだからしょうがないよ。
そりゃあまあ相当な数処分したっけなあ。
死んだあと地獄でおばさんに再会したら
腹が裂けるまでシロムスビ食わされるんだろうか。
そして裂けたらまた元に戻って永遠に食わされる。
どぶに捨てることは鬼が許さないだろうね。
ああ、いやだなあ。





その73 「こつじき托鉢サポーター」

6月のサッカーワールドカップ期間中のことだけど
日に焼けてボロボロの袈裟を着て
無精ひげを生やしたやせこけたお坊さんが
JRのガード下でサンスポを広げて
日本対デンマーク戦の記事を黙々と読んでいた。
托鉢は生活に必要な食料などを乞うから
乞食行(こつじきぎょう)とか頭陀行(ずだぎょう)なんて呼ばれたりする
出家者の修行のひとつだそうだけど
その俗世間の欲を否定する出家者が
人目もはばからずに注目するワールドカップ。
世界最大のスポーツイベントはだてじゃないよ。





その72 「タッチパネルは鬼面倒」

ここ何年か前から
何でもかんでもタッチパネルなんだよな。
朝駅でキップを買うときも
会社でコピーひとつとるのにも
銀行で一万円をおろすにも
居酒屋でビールと冷奴を注文するにも
携帯もカーナビもDSも
タッチタッチタッチで。
確かにつるっとして清潔感と高級感があって
ひと画面で何でもできますよという機能性。
子供のころじゃ想像できなかった近未来の機械という感じだよ。
だけど、だけどだ
やっぱりさ、ボタンがいいんだよな。
ずらーっといろんな機能のボタンが並んでれば並んでるほど
機械的で飛行機のコックピットか何かみたいで
すごくワクワクする。
赤色のボタンなんかがあると
「うわっ。これ押したらどうなっちゃうんだ」
というあやうさと期待があって
とりあえず新しいリモコンは全部押してみて。
あれこれ押しているうちに新しい機能を見つけたりしたものだったよ。
その点タッチパネルはワクワクしないよなあ。
いちいち説明が出てくるんだから
全部試してみる必要なんかない。
つまんないよ。
それからタッチパネルに頼りすぎるのもどうなんだ。
店員が横にいるのに
「ビール4つ?中?え?4つはどうすんの?なにここ押せばいいの?確定?え?」
とかごちゃごちゃ何分もやってるグループを見るとイライラくるよ。
そこのおねえちゃんに
「中生4つね」
で5秒ですむ話だ!
仰々しいマニュアルがあると逆にぎこちなくなっちゃうわけ。
あと目の不自由な方にとっては
タッチパネルの普及は頭の痛い話なんじゃないか?
そのうち焼芋屋までタッチパネルを導入したりして。
人の良さそうなおじさんが屋台を引いてきて
「いーしやーきイモーッ!ホックホクーッ。毎度どうもねえ」
なんて言って
「2本?あいよ。今年から親方が新しい機械入れてね。おじさんよく分かんないけどね。
とりあえずそこんとこ押してね。そう、もういっかい。うん、それで会計を押す」
なんて笑い話が現実になったりして。
ありえない話じゃないなあ。
あーあ、またボタンの時代が戻ってこないかなあ。





その71 「おしり洗って散らすクソ」

もうウォシュレットがないとやっていけません。
紙で拭いただけじゃ
圧倒的にこびりついているだろうウンコに我慢ができず
どこへ行っても温水洗浄便座を探してしまう始末。
だけど、だけどさ
ウォシュレットを使えば使うほどゆるせなくなるんだよな。
あの!
あの部分の水気が!
他人が使った後必ず残っているでしょ。
便座のちょうつがいに近い部分の水気が!
流す前にひと拭きすればいいんだ!
横着しやがって!
ミクロのウンコかすが散ってそうで
きたないじゃないか!
うああ気持ち悪い!
そもそも前に腰掛けすぎなんだ!
ビチャビチャじゃないか!
工事業者は足のふん張り位置を
足型かなんかで示しておくべきだ!
それからいくら気持ちいからって
「強」でずーっと当て過ぎだ!
そんなに勢いよく当てたら
飛び散って当たり前だろう!
たまに目に見える茶色い点が残っていることがあるが
あんなのは流し忘れと同じレベルの行為だ!
便所の神様の罰がくだるぞ。
まったく次にウンコする人のことを考えてくれよな!
んっうん。
えー、わたくしクレイジーマウンテンが
本国会にて新法案を提出します。
「公共の便所において、故意または過失により
温水洗浄式便座上に水気を残したものは
5年以下の便所使用禁止並びにオムツ着用に処する」


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