「クレイジーコラム」

クレイジーマウンテンがなんとなく思いついたリズム文に
さり気なく絵をつけ
適当なコメントをそえた
なんとも当たり障りのないコラムです。

ではさっそくどうぞ。


                     



その60 「千円貸してよ父危篤」

寸借詐欺というケチな犯罪があるね。
駅のキップ売り場の前なんかで
「父親が危篤で国に帰らないといけないんだけど、あいにく持ち合わせがない。
だから千円ばかし貸して」
といっていかにもという顔をしたオジサンが寄ってくる。
「ウソつけ。缶チューハイと柿の種に化けるんだろう」
って100%分かってても
人のいい人は「しょうがねえな」と小銭をあげちゃう。
オジサンは礼も言わずにキオスクに一直線だ。
ああいうのは若い人はやらないよ。
プライドがあるうちはできないよね。
世間慣れして気力がなくなったジイサンの専売だ。
それに比べれば、狐みたいなぎらついた目をした常習スリだとか
どんな鍵も1分あれば開けちゃう空き巣だとかの方が
まだ更生の余地があるように思うよ。
人間何でもいいから目標がないとね。
駄目になるよ、ホント。





その59 「昔の写真を見せたがる」

汚いオンボロアパートの軒下に
くたくたの洗濯物を干している
岸部四郎みたいな垂れ下がった顔をしたオバサンにだって
男と食事するのも恥らう
若くて元気に満ちた娘時代があっただろう。
そして一番いい時期にとった
もはや黄ばんだ写真を絶対持っていて
仲のいい人には見せたがるわけだ。
特に美しいというわけではないんだけど
今のオバサン(岸部)とのギャップがすごいから
「まー、きれいだこと」とこうなる。
女の人というのは現実的だから
今の自分(岸部)の外見を受け入れた上でだけど
若さへの憧れというのはいつまでもあるんだろうな。
単に懐かしいだけなら独りで眺めてればいいもの。
やっぱり「きれい」とか「かわいい」とか言われたいんだ。
だから旦那のゴルフコンペの優勝トロフィーは
すぐどっかに放っちゃうけど
キラー・フォトはどこにあるかちゃあんと覚えてる。





その58 「チンでにやけりゃ昭和人」

今週の懐かしい日常音ランキング!
堂々の1位は・・・
「チンッ」です!
「チンッ」っていってもあなた、電子レンジじゃあないよ。
昭和の黒ダルマ
「黒電話」のことですよ。
昔はどこのうちにもあったんだよなあ。
電電公社から借りて。
手の油とか指紋でよけい黒光っていたっけ。
あんなにあったのに今どこに行ったのかと思って調べたら
「黒電話の新規レンタル及び販売は2006年で終了した」そうだから
とんでもない、ついこのあいだまで新品を売っていたんだね。
FAX付とか高機能なものばかりがもてはやされるけど
黒電話だって捨てたもんじゃないよ。
停電したって使えんだから。
コンセントないからね。
作りが簡単だから故障もほとんどない。
柱の暗い影に、電話線からのわずかな電気でひっそり待ってる。
シャイなオヤジがやっている町の帽子屋みたいな機械だ。
この店まだつぶれないかと思っていると
新学期の時期の盛り返しがすごい。
黒電話も鳴るときだけはびっくりするほどデカイ音だったものね。
ともあれ何気なく携帯で電話をかけて
「チンッ、はいもしもし」
と出たらニヤッとしちゃう。
この時点で昭和の人間だよね。





その57 「亀井静かに服脱がし」

病院にはなぜか政治家に似てる看護師が多いんだよ。
昔胃カメラを飲んだときのこと。
のどがしびれる変な薬を口に含んで待っていると
「上着脱いじゃおうか」
なんて寄ってきたのは
亀井静香みたいなオバサン看護師。
「大丈夫?手伝おうか」
とか言って。
何が大丈夫かわからずに
「いや、平気です」といなしても
今度はカーテンの陰からもう一人
福島瑞穂似のオバサンがのぞいて
「大丈夫よ佐藤さん脱がすのうまいから」
なんて笑えないことを言う。
そうすると亀井もメガネをいやらしく光らせて
「ぐひひひ」とガラガラ声で笑うの。
これで技師が脂ぎった菅直人だったら
検査室は完全に民社国の連立内閣じゃないか。
そして隣の手術室では
小沢医師が仏頂面で
鳩山宇宙人を解剖しているという。
どうでもいいけど鳩山由紀夫の若いころの髪型は
どうみても死神博士だよ。





その56 「四十五十はクソ坊主」

病院の目の前の調剤薬局というのは
清潔だしふかふかの椅子だけど
大抵どこも混むから行かない。
代わりにちょっと離れた小汚い不人気の店を使うわけ。
前に行った店主の薬剤師がえらい年寄りで
最初は奥の方に鎮座しているんだけど
ここぞという時には
若手の先生(といっても40代くらい)を押しのけて説明に入るんだ。
「これはちょっと…粒が大きいけど…あー…
そうね…お水いっぱいね…のんで…あー…ききますよ」
なんて若手が説明した後でもう一度
同じ注意をしてくれる。
何気なく壁に掛かった免許を見たら
取得日がなんと
「昭和23年」だって。
普通に考えて90歳近い歳だろう。
何の変哲もない風邪薬も
なんか普段より効きそうな気がしたよ。


                     



その55 「米屋がパン食い罪悪感」

今や3食米を食う人の方が珍しい時代になったよね。
朝はパンを食いたいし
昼には並んでまでラーメンをすする。
国民一人当たりの米の消費量は落ちる一方で
昭和30年代から比べて半分くらいになっちゃった。
最近「農業は儲かる」といって
そっちの世界をかじる人が増えているというけど
それならなんで農家の息子がサラリーマンになるんだよ。
そんなおいしい話があるわけないだろう。
大多数は厳しい収入でやっているし
減反を迫られているのが現状で
農業だけでやってくのは大変な世の中なんだ。
でもどうしてこんなことになっちゃったんだろう?
戦中から米は政府が決められた値段で買い上げていから
お百姓さんの生活は安定していた。
そこへきて戦後の農地改革で土地持ちの農家が増えて
米をガンガン作っていったんだけど
逆に国民の生活は欧米化して米を食わなくなっていったから
政府の備蓄と赤字が増え続けた。
しょうがないから「田んぼを減らして麦や豆をつくれよ」
という政策で調整しようとしたけど
ますます米を食わなくるから追いつかない。
その後法律を変えたりしたんだけど
現状お手上げ状態だ。
前の石破農水大臣も
「もっと米食ってくださいよ。お願いします」
とあのいらやしい目で訴えていたよ。
でも一度ハンバーガーの味を知っちゃったら
もうダメなんだよな。
海の家のあのまずいラーメンでも
みんな食っちゃうんだから
もう遅いよな。





その54 「歴史に埋もれた凶器たち」

「凶器」という言葉を辞典で調べてみたら
ひと口に凶器といっても分類があるみたい。
銃や刀なんかのいきなり危ない武器と違って
包丁や斧なんかは
本来は他の用途に使用するために製造されたから
「用法上の凶器」と言うんだって。
それならこういう場合はどうなるんだ。
夫婦がノルウェーにオーロラを見に行って
待ちきれなくなった旦那の方が
人目をはばからず野グソをした。
手も洗わずケツもふかない旦那に
しばらくして妻の我慢も限界に達して
マイナスに凍った野グソで旦那の後頭部を殴打して殺害。
この場合はウンコは他の目的で「製造」されたものだから
やっぱり用法上の「凶器」ってことで
裁判所が認めるんだろうか?
ありえなくはないでしょう。
バナナで釘打てるんだから。





その53 「はっきり言うのはやめました」

最近青汁のCM見ましたか?
八名信夫さんの。
久しぶりに見て驚愕の事実判明!
あの「まずーい!もう一杯」の時
あの有無を言わせない
青汁界の殺し文句
「まずーい!もう一杯」の時
なんと
「あくまで個人の感想です」
なんて字幕がはいっているじゃないか!
個人の感想?
八名さんの悪役人生50年だからこその説得力を
食いたいものばかし食って
そろそろ健康のことを気にしだした
そこらへんのおばさんの感想と一緒にするなよな!
いつからあんな変な字幕入れるようになったんだ!
どこへの配慮なんだ!
まったくもう!





その52 「東京砂漠でラクダ眉」

駅の毎朝8時半の売店。
いつも僕のおにぎりをピッとやる
40代後半くらいのおばさんのまつ毛がすごい。
3ヶ月使った歯ブラシみたいにボサッと盛っているんだ。
ほんとにすごいよ。
まばたきをすると釣りざおの先みたいに遅れてしなる。
女子高生も真っ青だよ。
朝一番のマスカラに
1日のすべてを賭けているんだろうな。
それとも都会の汚れた空気を浴び続けて
進化したラクダ人間か?
※後で気がついたら、タイトル間違えてたね。





その51 「ハトかわいがりお礼糞」

道の花壇に腰掛けて
よく日向ぼっこしながらハトに餌をやっている
自由生活のおじさんがいたんだけど
ある時ものすごい剣幕でキレていた。
何だと思ったら
「このやろう!いつも食わせてやってんのに糞をたれやがって!!」
だって。
そのハトは次の日もやっぱり来るんだろうね。
そいで「ちきしょうめ」とか言いながら
パンくずあげちゃうんだろうね。
微笑ましいよなあ。


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