「クレイジーコラム」

クレイジーマウンテンがなんとなく思いついたリズム文に
さり気なく絵をつけ
適当なコメントをそえた
なんとも当たり障りのないコラムです。

ではさっそくどうぞ。


                     



その30 「おつかい頼まれ菓子もらい」

こんなほのぼのとしたことはなかったなあ。
田舎で近所付き合いもそれなりにあったけど
食料品屋のジジイが「ひとりでえらい」と言ってガムをくれることはなかったし
10円足りなければ「取って来い」と言われたよ。
裏の駄菓子屋のババアなんて常に万引きに目を光らせていて
店の中にピリピリした空気があったもの。
なにやら買っちゃいけないような。
ついには50円なら50円を先に渡してからの
「前金制」になったくらい。
ちょっとでもそこらのくじの景品を触ったりすれば
「買うの、買わないの」と犯罪者扱いだ。
それでもまた行きたくなるんだから不思議だよ。





その29 「子供相手に獅子奮迅」

子供のころに好きだったのが
「おはじき」。
男の子がおはじきか?と思うだろうけど
「ガラス玉の間を指ではじいて通す」というだけのこの遊び
いやいやどうして
戦略性やらはじくテクニック、運なんかが絡んで
ビリヤードと似た深みがあるんだなあ。
ほんとに好きで
雨の日なんかもう絶対におはじきだった。
そこへウチの親父が登場するわけ。
何にでも熱くならざるを得ないたちだった親父。
小学校へ上がる前の俺たち兄妹に対してもおんなじで
勝てば優越感をあらわにして
次はわざと勝たせるんだけど
本気を出して負けたあかつきには
めちゃくちゃ悔しがって
「ほかの石に手が触った」とか物言いをつけてきて
大人同士の真剣勝負と勘違いしだすから
面倒なもんだった。
それはさておいて
手先が器用になったり、図形に強くなったのは
これのおかげが大きいんじゃないかと思っている。
世のお母さんお父さん。
「おはじき」、おすすめです。





その28 「韓国のりだと思ったら」

あるよなあ。
だまされたという程でもない裏切り。
「本格インドカリー」という看板なのに
福神漬けがついているという。
うまいんだけどさ、何ていうかなあ。
前に焼肉屋でご飯と一緒に出てきたのり。
一緒にほおばると
ごく普通の磯のりなわけだ。
うーむ、となるでしょ。





その27 「電撃復帰もうやめろ」

スポーツから芸能界、はたまたAVの世界まで
引退と復帰という言葉はしょっちゅう耳にするけど
ここではプロスポーツの世界の話。
惜しまれつつ去っていって数年後
ファン待望の復帰となるとまあ盛り上げるんだけど
その後期待に見合う成績を残したかとなると
ほとんどそんな例はないよね。
そういう面でもプロスポーツというのは本当に厳しい世界だ。
ボクシングの畑山選手が復帰第一戦で見事KO勝ちして
世界2階級制覇をやってのけた時はむちゃくちゃ感動したけど
まあ本当に格の違う強さだったからね、もともと。
改めて調べたら、プロデビューから29試合
負けたのは2度の引退のきっかけになった2戦だけだった。
でも復帰までのブランクは1年くらいと短かったし
今回のテーマからすると違うかなあ。
同じボクシングだけどジョージ・フォアマンは更にすごい。
途中引退をはさんで
45歳にして20年ぶりにヘビー級チャンピオンに返り咲くわけだ。
どうやってポテンシャルを維持していたんだろう。
ファンであるキングカズにもまだまだ期待している。
いまだに現役というのもすごいんだけど
隠していた潜在力を解き放って
45歳くらいでJリーグ得点王に返り咲く
という筋書きを想像して、ニヤニヤしている僕。





その26 「源泉水銀かけ流し」

このたび近くにスーパー銭湯がオープンした。
金をかけてドカッと地面を掘ったおかげで
源泉かけ流しの正真正銘の温泉が
わずか800円で楽しめるのだという。
どろ水みたいなにごり湯で余計にありがた味が増しちゃって
今度行ってみようと思うんだ
と知り合いに話すと
「いや、あんなのにつかっていたらイタイイタイ病になるよ」
だって、おいおい。
「あそこは昔メッキの工場があって、タマムシ色の水を川に流していたもの。
カドミウムとか水銀とかいっぱい地面に染みこんでるに決まってる」
なんてすごいことを言う。
まいったね。


                     



その25 「セカンドバッグにちくわ秘め」

昔浅草のある通りのあやしげな商店で
妖怪を見かけた話。
客でも店主でもないようなスタンスの年寄りがいて
何か違う雰囲気をもっていたから
気にかかったんだよね。
ぐるっと一回りしてもう一度店の前を通ると
まだいるわけ。
歩きながら横目で観察していたら
黒い安物のセカンドバックから
何かを取り出して食べ始めたんだ。
ちくわ。
しかもはだかの。
やっぱり妖怪だったんだ!
他には何が入ってたんだろう。
とにかく浅草は毎回違う発見がある
僕好みの町だ。
今度浅草妖怪特集というのをやってみたいね。





その24 「無人島にて生ライブ」

さしたるヒットも出ないが
ぼんやりと毎日を過ごしてきた二流ギタリストが
飛行機事故に会い、ある無人島に独り流れ着く。
食料や水の確保に苦労し
獰猛な夜行動物に襲われたりしながら
何とか生きながらえるのだが
助けは来ない。
自作のいかだで脱出を試みるが
沖からのすさまじい潮の流れで島に押し戻されてしまう。
そんなことを何度か繰り返しているうちに数ヶ月が過ぎる。
絶望的な状況の中で時間だけは無限にあるので
自分と向き合って
命やら家族やらのありがたみを知ったり
自然のリズムと同調していく中で
ある素晴らしい曲が生まれる。
寂しいときにはその曲を口ずさみ
島の鳥や小動物がそれを聞きに集まって来ていやされたり
自作の楽器を作ったり
脱出に失敗したりしながら長い年月が流れる。
すっかり年をとった男の肩には
あの歌が好きでなついた、海のような青い色がきれいな一羽の鳥が
いつも付いて回るようになっていた。
その後結局助けは来ず
男は死に、自然にかえる。
ある日一隻の船がどこかの島の沖を通りかかった時
一羽の青い鳥がマストに止まり
ブラシで甲板を掃除する船員たちの上で
美しい歌を歌い始めた
という話。





その23 「朝飯あさって1億円」

1億円っていうのは
僕ら庶民にとっては金額が大きすぎて
普段見る1万円札のコツコツした積み重ねじゃなくて
宝くじなんかで奇跡的に当たるもの
竹やぶかどこかで漫画的に見つかるものっていうイメージがある。
要するに、天から下されるようなよくわからない「モノ」なんだ。
だから銀座で廃品回収やってて1億拾った大貫さんだって
防弾チョッキ着ちゃったり
拾得物評論家とか分けわかんない状態になったりしたのに
一文無しブルーシートのおじさんがもし拾ったら
いったいどうなっちゃうんだろう。
TVのどっきり企画とかでその後を追っていったら
金ばかしかかってつまんない変な映画より
よっぽど面白いものが見れるんじゃないだろうか。
どこかの局でやってくれないものかなあ。





その22 「バブル割れても無関係」

昔かたぎの店が好きです。
少し味がよかろうが
人気店だろうが
チェーン展開しているような店にはあんまり行きたくない。
路地裏にあり
小さな安普請の小屋で
仕方ないからあそこでも行くかと言われ
はやりのメニューを出す欲を持たず
メディアに出ることもない
決して声をはらず
だが失礼というほどでもなく
むしろ心地いい
常連客がしばらく顔を見せないと心配し
久しぶりに来たといっても特に話題にせず
自分からは話しかけず
話しても雨がやみましたねえ程度にとどめる
そういう店に
ワタシハ行キタイ





その21 「3等だって夢の夢」

実は僕自身今までに一度も買ったことがないんだけど
なんとかジャンボなんてのになると
駅前の売り場にはものすごい行列をなしてる。
「富くじ」は江戸時代からあって
売り上げを神社や寺の修繕費にあてていたというけど
現代でも使い道は同じようなもので
自治体の箱もの整備が主。
それはそうなんだけど
当りが当選金というだけじゃつまらないじゃないか。
高額当選金がずらっと並ぶなかに3等の五月人形があったり
「1等は高級マウンテンバイクのフレーム!前後賞あわせて前輪後輪つき!」
なんてのから
「4等、おめでとうございます!4つ進む」
とかいうわけのわからないものまである。
こういうくじは楽しいなあ。


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